住宅用蓄電設備を提案・調達する施工会社、販売店、住宅事業者向けです。既設太陽光との互換性と停電時に使いたい負荷を起点に構成を比較します。

施工会社・販売店・住宅事業者の皆様へ
本ページは、住宅向け設備を提案・調達する法人・事業者向けです。個人購入・個人利用の見積は受け付けておりません。

住宅向け蓄電システムの設備・導入イメージ

条件に合わせた選び方

既設太陽光を生かす

向いている条件

既設の太陽光発電設備と蓄電池を連携したい場合

先に確認すること

既設PCS・分電盤の型式、接続方式、メーカーが認める機器の組み合わせを確認します。

この情報で分かること 既設の型式と対応機器表から、太陽光側を流用できるか、PCSの交換や配線の変更が必要かを検討します。

停電時の給電範囲を選ぶ

向いている条件

停電時に使用する回路や機器を決めたい場合

先に確認すること

住宅全体または特定回路のどこに給電するかを決め、出力と想定使用時間を確認します。

この情報で分かること 給電したい機器の一覧から、特定回路と全負荷のどちらを比較すべきか、必要な出力と容量の目安を整理します。

構成イメージと導入条件

機器と経路の構成例

① 太陽光・蓄電池の構成を選ぶ
② 運転状況を選ぶ(太陽光なし・蓄電池なし)

通常・昼

直流 DC交流 AC破線は停止・非給電、×は切離し

電力・通信経路の詳細
  • 買電 電力系統 → 住宅分電盤 → 家電・照明

太陽光も蓄電池もない場合、住宅で使う電気は電力系統から受け取ります。

通常・夜

直流 DC交流 AC破線は停止・非給電、×は切離し

電力・通信経路の詳細
  • 買電 電力系統 → 住宅分電盤 → 家電・照明

夜間も電力系統から買電します。

停電・昼

直流 DC交流 AC破線は停止・非給電、×は切離し

電力・通信経路の詳細
  • 住宅へ給電なし 電力系統 ・ 停電 × ・ 住宅分電盤 ・ 家電・照明

この構成には住宅内の予備電源がないため、系統が停電すると給電できません。

停電・夜

直流 DC交流 AC破線は停止・非給電、×は切離し

電力・通信経路の詳細
  • 住宅へ給電なし 電力系統 ・ 停電 × ・ 住宅分電盤 ・ 家電・照明

昼と同じく、系統の復旧まではこの構成から住宅に給電できません。

② 運転状況を選ぶ(太陽光のみ)

通常・昼

直流 DC交流 AC破線は停止・非給電、×は切離し

電力・通信経路の詳細
  • 発電 太陽光パネル → 太陽光PCS
  • 宅内給電 太陽光PCS → 住宅分電盤 → 家電・照明
  • 買電 電力系統 → 住宅分電盤 → 家電・照明
  • 対応構成の監視 太陽光PCS → 宅内ルーター → 監視画面

太陽光で発電し、住宅内で使用します。不足時は買電し、余剰売電は契約・連系条件に従います。

通常・夜

直流 DC交流 AC破線は停止・非給電、×は切離し

電力・通信経路の詳細
  • 買電 電力系統 → 住宅分電盤 → 家電・照明

太陽光が発電しないため、住宅の電気は買電でまかないます。

停電・昼

直流 DC交流 AC破線は停止・非給電、×は切離し

電力・通信経路の詳細
  • 日射がある場合の発電 太陽光パネル → 太陽光PCS
  • 自立運転用の給電例 太陽光PCS → 非常用コンセント → 対応する機器
  • 通常回路は停電 電力系統 ・ 停電 × ・ 住宅分電盤

日射があり、パワコンの自立運転機能が使える場合の例です。給電先と出力は機種・配線によります。

停電・夜

直流 DC交流 AC破線は停止・非給電、×は切離し

電力・通信経路の詳細
  • 住宅へ給電なし 電力系統 ・ 停電 × ・ 住宅分電盤 ・ 家電・照明

日射がなく、蓄電池もないため、太陽光から給電できません。

② 運転状況を選ぶ(蓄電池のみ)

通常・昼

直流 DC交流 AC破線は停止・非給電、×は切離し

電力・通信経路の詳細
  • 買電 電力系統 → 住宅分電盤 → 家電・照明
  • 設定に応じた系統充電 電力系統 → 住宅分電盤 → 蓄電池PCS
  • 蓄電 蓄電池PCS → 蓄電池

蓄電池は系統電力で充電できる対応機種を想定。充電・放電の時間は運転設定によります。

通常・夜

直流 DC交流 AC破線は停止・非給電、×は切離し

電力・通信経路の詳細
  • 蓄電池から放電 蓄電池 → 蓄電池PCS
  • 住宅へ給電 蓄電池PCS → 住宅分電盤 → 家電・照明
  • 買電 電力系統 → 住宅分電盤 → 家電・照明

蓄電池から給電する設定の例です。不足分は買電で補います。

停電・昼

直流 DC交流 AC破線は停止・非給電、×は切離し

電力・通信経路の詳細
  • 蓄電池から放電 蓄電池 → 蓄電池PCS
  • 電力系統から切離し 電力系統 ・ 切離し点 ×
  • 特定負荷型の給電例 蓄電池PCS → 切替設備 → 対象回路 → 対象の家電・照明
  • 全負荷型の給電例 蓄電池PCS → 切替設備 → 住宅分電盤 → 住宅内の各回路

自立運転対応の蓄電池で、残量と出力が足りる場合の例です。太陽光による再充電はありません。

停電・夜

直流 DC交流 AC破線は停止・非給電、×は切離し

電力・通信経路の詳細
  • 蓄電池から放電 蓄電池 → 蓄電池PCS
  • 電力系統から切離し 電力系統 ・ 切離し点 ×
  • 特定負荷型の給電例 蓄電池PCS → 切替設備 → 対象回路 → 対象の家電・照明
  • 全負荷型の給電例 蓄電池PCS → 切替設備 → 住宅分電盤 → 住宅内の各回路

昼と同じく、蓄電池の残量・出力の範囲で給電します。残量が尽きると給電を継続できません。

② 運転状況を選ぶ(太陽光+蓄電池)

通常・昼

直流 DC交流 AC両矢印は状況に応じた充電・放電破線は停止・非給電、×は切離し

電力・通信経路の詳細
  • 発電 太陽光パネル → ハイブリッドPCS
  • 発電に余剰がある場合の充電 ハイブリッドPCS → 蓄電池
  • 発電が足りない場合の放電 蓄電池 → ハイブリッドPCS
  • 発電電力・放電電力を家庭で使用 ハイブリッドPCS → 住宅分電盤 → 家電・照明
  • 買電 電力系統 → 住宅分電盤 → 家電・照明
  • 受電点計測 電力計/CT → ハイブリッドPCS
  • 対応構成の監視 ハイブリッドPCS → 通信機器・ルーター → 監視画面

自家消費を優先する運転例です。太陽光の発電が家庭の使用量を上回るときは、余剰を蓄電池に充電します。発電中でも家庭の使用量に届かないときは、運転設定と残量に応じて蓄電池から放電し、自家消費を補います。それでも不足する分は系統から買電します。

通常・夜

直流 DC交流 AC破線は停止・非給電、×は切離し

電力・通信経路の詳細
  • 放電 蓄電池 → ハイブリッドPCS
  • 宅内給電 ハイブリッドPCS → 住宅分電盤 → 家電・照明
  • 買電 電力系統 → 住宅分電盤 → 家電・照明

蓄電池から給電する例です。足りない分は系統から補います。

停電・昼

直流 DC交流 AC破線は停止・非給電、×は切離し

電力・通信経路の詳細
  • 日射がある場合の発電 太陽光パネル → ハイブリッドPCS
  • 発電不足時などの放電 蓄電池 → ハイブリッドPCS
  • 対応機種で余剰充電 ハイブリッドPCS → 蓄電池
  • 電力系統から切離し 電力系統 ・ 切離し点 ×
  • 特定負荷型の給電例 ハイブリッドPCS → 切替設備 → 対象回路 → 対象の家電・照明
  • 全負荷型の給電例 ハイブリッドPCS → 切替設備 → 住宅分電盤 → 住宅内の各回路

停電時に太陽光と蓄電池を活用できる対応構成の例です。日射・残量・出力に応じて給電し、対応機種では余剰で充電できる場合があります。

停電・夜

直流 DC交流 AC破線は停止・非給電、×は切離し

電力・通信経路の詳細
  • 蓄電池から放電 蓄電池 → ハイブリッドPCS
  • 電力系統から切離し 電力系統 ・ 切離し点 ×
  • 特定負荷型の給電例 ハイブリッドPCS → 切替設備 → 対象回路 → 対象の家電・照明
  • 全負荷型の給電例 ハイブリッドPCS → 切替設備 → 住宅分電盤 → 住宅内の各回路

太陽光は発電せず、蓄電池の残量・出力の範囲で給電します。残量が尽きると給電を継続できません。

停電時は、対応機器・切替設備・配線が必要です。特定負荷型は事前に選んだ回路に給電します。全負荷型も、機器の出力上限や蓄電残量によっては同時に使える家電が限られます。

あると役立つ資料
既設PCSの型式・保証書、分電盤の写真、停電時に使いたい機器
その資料で分かること
既設機器との互換性と、バックアップする回路の範囲を検討できます。

導入検討用の概念図です。接続・保護・計測・施工の仕様は設備条件と個別設計に応じて確認します。

  • 蓄電容量
  • 全負荷・特定負荷
  • 既設太陽光との互換性
  • HEMS・V2H

ご相談前のガイド

最初にお聞きすること

分かる範囲でお聞かせください。

  • 既設太陽光の有無
  • 停電時に使いたい機器
  • 設置候補

あれば役立つ資料

既設PCSの仕様、分電盤の写真、負荷リスト、住宅の電力使用データ。

LUMINAXの支援範囲

LUMINAXが支援すること

用途・設置条件の整理、構成と機器の選定、メーカーとの仕様確認、調達・納期の調整を支援します。

案件ごとに担当を確認すること

詳細設計、工事・据付、試運転、現地保守の担当は、メーカーや施工会社などを含め、案件ごとに確認します。 作業範囲・費用・保証窓口は、見積・契約で確認します。

ご相談後の流れ

  1. 条件を確認

    用途や既存設備について伺います。

  2. 構成・担当を整理

    必要な機器・仕様と関係者の役割を整理します。

  3. 次の進め方をご案内

    追加の確認事項や、調達・見積の進め方をご案内します。

型式・数量が未定でもご相談いただけます。正式見積をご希望の場合は、メーカー・型式・数量をご用意ください。

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